DQ3 K.Mix 召喚ギミック 設定その3(戦闘行動編)

※戦闘行動系のネタはver1.8.9本体の公開前に投稿してしまうとネタバレになって興が削がれると思ったので公開後に投稿することにしました。このシリーズは今回で最後です。

戦闘行動は既存のものを割り当てるだけでいいからまあ楽だろう…と思っていたのですが、実際設定してみると「やっぱ足りない」と思う点があり、結局プログラムの実装をやる羽目になりました。

調子に乗って8種類も呼べるようにしてしまった召喚モンスターのうち、どうしても見劣りするのはスライムとキラークラブです。他の6体はまあまあ役に立ちそうな感じですが、こいつらはなんらかギミックを仕込まないと使い物にならんなあという感じです。プロトマジンガのときもそうでしたが、極力「とにかく他のキャラと役割がかぶらないようにする」という方針で作業してきたので、今回もなるべくその方針に沿うべく無い知恵を絞っています。

スライムは「とにかく曲者ムーブ」にするということでルカニ、フバーハ、ピオリム、メダパニ(スクルト系はキラークラブの役、バイキルトはダークトロルの役なので除外)など設定してみましたが、メダパニなんかはボスには効かないので事実上意味がないということで、しばらく考えた挙げ句「1ターン休み」(一定レベル以上で)ということにしました。「敵の手数を減らす」ことでパーティに貢献、というわけです。もう1つは「どうにもHPが低くて割とすぐにいなくなってしまう」ということで、「合体してキングスライム化(全ステータス2倍)」というのを思いつきました。1/8の確率で引けたら大幅に生き残る確率が上がります。パーティ側なのでアニメーションを用意する必要がなく、文字だけで表現できるのも楽でいいですｗｗ。キングスライム化することで耐性もDQ6の仲間モンスターのキングスライム準拠とすることで多少上がります。名前を「キングス」に変えるかどうか考えましたが、名前が変わるのは変なのでボツとしました。

キラークラブは「とにかくスクルトバカ」としていましたが、それだけだとどうにもやることがないのでこれまたしばらく考えた挙げ句「やいばくだき」を実装することにしました。兜割り同様「波動では解除できない」対のギミックとしています。以前から「攻撃力を落とすギミックがない」と思っていたのがまさかここに来て実装することになるとは思ってもいませんでした。後発のナンバリング作品同様、攻撃力を25%落とす仕様にしています。兜割りと異なり、自分で発動が選べないということもあり、せっかく使ってくれたのに効果が発動しないと悲しいので現状100%成功としています。スクルトと併用させると打撃ダメージが相当減るので「打撃ダメージをとにかく減らす担当」としてそこそこ存在意義がありそうです。また、ダメージ系の耐性がほぼザルでボスモンスターの全体攻撃を2回食らうと瀕死かいなくなってしまうので、マホカンタを使わせるようにして延命を図っています。マホカンタの仕様を変えたのでマホカンタ中の他キャラからの回復呪文等もOKです。

ダークトロルのバイキルトは「高HPだけどバイキルトの選択対象がバカなのが困りもの」というイメージで特に何も手を入れませんでしたが、案の定ツッコミが入ったので選択ルーチンを多少変えました。

戦闘行動まで一通り実装が終わったので、通しのテストプレイを行い、ゾーマまでやってきたわですが、やたらと暗黒の波動に引っかかります。耐性については「成長しても何もしない」と当初は考えていましたが、召喚モンスターの耐性はモンスター系の仲間(ドラゴン・プロトマジンガ)同様確率系の戦闘行動の基礎成功率が100%になっています。メダパニ系の耐性がないと100%混乱するので、足を引っ張るだけの存在となってしまいます。召喚モンスターのコンセプトは「基礎データは元のモンスターを極力踏襲」としているのであんまり変えたくなかったのですが、色々試行錯誤した結果、「Lv5ごとに確率系の耐性+7%」というやや甘めのギミックにすることにしました。最大Lvが高いとこのボーナスの恩恵が多くなるので、ベースの耐性が低くてもまあなんとかなる、という仕掛けにしています。狙ってやったわけではないですが、スライムはレベル最大でキングスライム化するとギリギリで暗黒の波動に完全耐性を持ちます。はぐれメタル以外にはキラークラブも割と早めのLv25で完全耐性を持つので、うまいこと刃砕きが発動してくれたら割と行けるんじゃない?という感じには仕上がっている…と思いたいです。灰ゾーマ戦でははぐれメタル、アークマージがほぼ無意味、ダースドラゴンが次くらいに無意味になっていますが、まあこれはしゃあないかなと諦めています。