思いもかけず大事になってきた感がありますが、まじめに「みのまもり」の新設についてその作業範囲についてまとめてみます。ちなみにDQ3 K.Mix用なので、オリジナルから変更する場合は不要な箇所もあります。
- 必須変更点
- ウィンドウ処理の変更
- 通常のステータスウィンドウ
- ルイーダの酒場の「めいぼをみる」際のステータスウィンドウ
- 登録所の新キャラ表示の際のステータスウィンドウ
- 種投与時のステータスウィンドウ、投与する種の種類のウィンドウ
- すごろく中のつよさウィンドウ(現HP,現MPがあるので通常と違う)
- PC*1への「みのまもり」追加
- 取得/変更用SRの定義(小数点部分も)
- 固定長データ「職業別ステータス最大値」の変更←レコードサイズ1Byte拡張
- アドレスも変更
- 固定長データ「職業」の変更←レコードサイズ13Byte拡張
- アドレスも変更
- 固定長データ「性格」の変更←レコードサイズ1Byte拡張
- アドレスも変更
- 性格の成長バランス、相性も要検討
- 登録所の性格決定も変更必要か?←要解析
- 固定長データ「初期キャラクター」の変更←レコードサイズ1Byte拡張
- アドレスも変更
- まもりのたねの追加、ドロップアイテム、モンスタードロップ等の設定
- みのまもりのステータスはそのままを守備力基礎値とするか?1/2のほうが他とバランスが取りやすい?
- セーブデータへの記録/読み込み
- オプション変更点
- すごろく場のステータスアップ・ダウンも出目”3″にみのまもりを割り込ませ、最大HPを除くか?
- ?マークのイベントはどうする?
- みのまもりを上昇させるような装備アイテムは必要か?
- アイテムの「パラメータ種別」には空きは十分あるので追加しようと思えば可能
- ちなみに、力を上昇させるアイテムは存在しない
- すでに「守備力」を情報させるアイテムがあるので不要か?
変更が必要な範囲は「思ったよりも限定できたな」という感じですが、狭くはありません。ウィンドウ表示に関してはすでに作業済みで、多少削る部分はあるものの、比較的違和感がないレベルで変更ができることは確認済みです。各PCデータにも、幸いにして空きっぽい領域が見つかったのでそこを使うことでみのまもりに必要なデータ領域(本体9ビット、小数点部分7ビット)を確保することができました(オリジナルのセーブデータを使うとみのまもりが0になるのでその点はまた改めてどうするか考えないといけないのですが)。この2つが可能である事が分かってしまえば、残りは手間の問題だけなので実装にはさほど問題はないと思われます。これで守備力とHPのバランスという大元の問題から開放されることになるわけですが、デメリットを上げるとすれば、「ステータスが新設されたことによって、育成の手間が増える」「体力が死にステータスに逆戻り」ということですかね。後のシリーズで体力が消えた理由がわかるような気がします。育成の手間についてはこの界隈にいらっしゃる皆さんなら受け入れてくれる範疇の作業なのでは、という勝手な期待をして後は作業に突っ走ることにします。また、みのまもりの値をそのまま守備力基礎値と使用するかどうか(後のDQシリーズ準拠)ですが、職業間で差を付けづらい、すごろくのステータス変更イベントに組み込んだ場合に1~6の変化幅だと大きすぎるということもあり、1/2換算にするつもりです。最大値は戦士の300超くらい(実質150超でオリジナルの127より約20%増)、最小値は魔法使い?の180~190くらい(実質90~95でオリジナルの127より約30%減)という調整になるくらいの成長率にしようかと思います。HPとの兼ね合いもあるので再度体力についても最大値、成長値について見直す必要があるでしょう。
*1:プレイヤーキャラクター
コメント
3の職業別ステータス最大値の変更とありますが、変更後のアドレス開始地点はどこになりますか?
05FF45からどちらに変更になったのか気になったので。
$05FF34になってます。身の守りの分だけ前にずらしたんだと思います。
無事値を見ることができました。ありがとうございました!